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会津只見自然通信
No.54 2008年・秋号    トップ
懐かしい風景がある。優しい人がいる。只見町から発信する季節の便り。
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シリーズ“職人”
恵みの森
  
 
畳職人  赤塚 保夫

■ 一人前への道のり ■

 明治創業以来130年、私で4代目、息子で5代目である。畳職人の弟子に就いたのが自分の父親である。学校の卒業式の次の日に父に連れられて行ったのが仕事の現場だった。「仕事は見て覚えろ」と言われ現場の隅で小さくなって見ていた記憶がある。10年経った頃、やっと一人前と思えるようになった

昔はお客様の家に行って仕事をしたので、葬式ができたりした時は、夜通し仕事をした記憶がある。今は事務所に機械があり、畳を作業所に持ってきて仕上げている。

亡父は材料の「い草」を自分の家で作って表に織ったり、麻をより合わせて糸を作っていたが今は問屋から持ってくる。畳の上に敷くゴザが出来てからは仕事が少なくなった。

息子は修行4年目になるが、お客様の立場になって仕事が出来る職人になってもらいたい。時代が変わっても、日本の風土に合った畳の良さを一緒に宣伝していきたい。


        


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